「指先痺れたりないですか?」



「…大丈夫です」




島内さんが奥へ引っ込むと、袖を直しながら睨んでくる。



全然怖くないけど。




「無理って言ったのに」



「少し休んで行っていいよ」



「…大丈夫です、もう立てます」



「体調はどうなの?」



「特に問題ないです…」



「そう、よかった」