「でも、光希、考えてみてよ~」

「なに?」

「あの澄んだ目、キラキラしてる顔と目が合ってみ?絶対正気じゃいられない」

「はぁ~………」



なぜかため息をつく光希。



「どうしたの?」

「あんた、ほんと、初恋なんだね。
あたしなんか、そんな純粋なキモチ、だいぶ昔に忘れちゃったわ」

「そう言う光希は初恋いつなの?」

「小6」


はやーっ!もはや、次元が違う………


「まぁ、もう少し積極的になり?」


恋愛偏差値の高い親友からのアドバイス。


「うん、がんばってみる……」