声のトーンも、話し方も、すべてがだいすきだし、
きみが笑うと、あたしもうれしい。
近くにいたいと思うし、
あたしを、見て欲しい、と思う。
あぁ、もう、この気持ち。
これが恋なんだ、って、思った。
はやく、伝えたい。
溢れてくるおもい。
「もぅ、好きすぎて……」
「そんなに好きならさ~、告っちゃいなよ」
「むりむりむりむり!死んじゃうよ!」
そう。恋に、怖いほど奥手なあたし。
もう、気持ちは溢れてくるのに
苦しいよ
「華、大事な初恋でしょ?後悔しないようにね。」
「うん………」
光希の言う通りだ。
たしかに、後悔はしたくない。
でも、伝えた時に、向井君は、どうおもうかな……

