そんな事を思いながら
たどり着いたのは
市内でも有名なホテル。
そう。わかってる。
わたしはこの車を
降りた瞬間に
デリヘル嬢しほとなる。
時間で買われる
わたしの身体は
いつからか大切だとは
思わなくなった。
そう。ただただ
毎日働いて
ただただ今日が終わるのを
ホテルの窓から
願っていたんだ。
夜になれば高速が
明るくって
何も知らないでいた
あの頃のわたしは
ただただ今を楽しみ
幸せに笑っていたんだと
どこにでもいる
普通の女の子だったんだ。
いい事ないかなあー
そんな事を言える事が
今のわたしには
幸せな日々だったんだと
今さら気付いたんだから
本当にバカなんだなって
自称気味に
笑うしかなかった。

