ずっと好きだったんだよ

「明日も早いよね?」


私はもっと悠也と一緒にいたい。

一緒にいると、離れがたくなる。

だけど、悠也は明日も仕事。

あまり遅くまで一緒にいない方がいいし、遅くまで一緒にいると、悠也の迷惑になる。

だから、私は悠也に迷惑を掛けちゃいけないと思っていた。


「俺は大丈夫。それよりも、俺はもっと奈緒と一緒にいたい。ダメかな?」


悠也は真剣な表情で私をまっすぐ見つめる。

私はその悠也の視線から逸らせなくなった。


私は綺那に、“悠也ともっと一緒にいたい”という事を話していた。

そして、綺那は帰り際、悠也に何かを言っていた。

だから、悠也に誘われた時、私は“さっき綺那に何かを言われたからじゃないかな”って思った。

綺那に言われたから、私のわがままを聞いてくれようとしているんじゃないか、って。


でも、悠也の真剣な目に見つめられ、


「ダメ、じゃない……。私も、悠也と一緒にいたい」


私は、そう答えていた。


「よし!じゃぁ、帰ろうか」


悠也は私の手を取り、歩き出す。