ずっと好きだったんだよ

「じゃぁさ……。遅くなっても大丈夫だよな?」

「う、うん?」


悠也はさっき“飲みに行こう”と言っていた佐々木くんに“明日も仕事だ”って言っていた。

だから、私は悠也が何を言いたいのかわからなかった。


「今から、うちに来ないか?」


えっ?


悠也と付き合って1ヶ月。

恋人として二人きりで会う事には慣れてきて、ドキドキも落ち着いてきたけど。


悠也の家?


悠也の言葉に、私の心はすごい早さでドキドキしだす。

悠也の家には、私達が付き合う事になった日以来、行っていない。

だから、すごく緊張する。

悠也にまっすぐ見つめられ、私はドキドキしすぎて何も答えられないでいた。

すると、


「やっぱり嫌か?」


悠也はどこか寂し気な表情になる。


なんで?

どうして、そう思うの?


「……嫌なわけないじゃん」


ただ、すごく緊張して答えられなかっただけ。


「じゃぁ、うち来る?」

「う、うん。でも……」

「でも?」

「悠也は、明日も仕事だよね?」

「あぁ、大丈夫だよ」


悠也は何でもない事のように、そう優しく言うけど。

でも……