ずっと好きだったんだよ

少し早い目に待ち合わせのお店に着いた私達。

予約をしていたから、私達はそのまま個室に通される。

案内された個室に入ると、てっちゃんがすでに来ていた。


「よっ!って、お前ら、荷物多っ!?」


ここに来る前にショッピングをしていた私達は、ショップの紙袋を三つ四つ持っていた。

秋物の服や靴、鞄をまとめて買ったのだ。


「そう?だって、今日はお休みだったし、奈緒と買い物してたから」


そんなに多いかな?という感じで綺那は言いながら、てっちゃんの前に座る。

そして、私は綺那の隣に座る。

しばらく三人で話していると陽輝が入って来る。


「えっ?萌実!?」


陽輝の後ろから萌実が顔を出した。

萌実は「久しぶり!」と言って、にこっと笑う。


「えっ?何で?」


だって、萌実は大学に入った頃、陽輝と別れたと言っていた。

それからも萌実とは連絡を取り続けていたし、時間が合えば、ご飯を食べに行ったりもしている。

まぁ、最近はあまり会えていなかったけど。


萌実に会えた事は嬉しいけど……

何で陽輝と一緒にいるんだろう?


どういう事かわからず、私は萌実と陽輝を見る。