ずっと好きだったんだよ

「ねぇ……。悠也、あのね……」


話し出したのはいいけど、その先の言葉に詰まって、私は俯く。


「どうした?」


言葉に詰まって俯く私の顔を、悠也は心配そうに覗き込む。

私は、手のひらをぎゅっと握り、勇気を振り絞る。


「私ね……。私……、中学の頃から、ずっと……、ずっと悠也の事が、好きだったんだ」


今までの……

ずっと心の奥底に隠していた気持ちを悠也に伝えた。

今までに経験した事のない緊張感に包まれていた私は、悠也の顔が見られなくて、俯いたまま続ける。


「でも、悠也……、私の事は友達としか見ていないし……。それがわかっていたから、この関係を壊すのも嫌だった。そしたら、悠也、高校で栞と付き合いだして……。私も悠也の事を何度も諦めようと思った。でも、同じ学校だと毎日悠也に会うでしょ?それに、クラスも同じだったし………。だから、なかなか諦められなかった。だから……、私の気持ちもバレないようにずっと隠していたの」


だから、別の大学に行ったら……

悠也と会わなくなったら、私は悠也の事を忘れられるかな、って思っていた。

それに、悠也の事を忘れる為に、櫂や他の人とも付き合った。