ずっと好きだったんだよ

「実はね……」


話そうと思うが、なかなかその先を言えないでいると、


「えっと……、高橋先輩だっけ?男バスのキャプテンだった人。奈緒、今、その先輩と付き合っているんだよね?」


見かねた綺那が代わりに話してくれた。


「えぇー!!マジで!?奈緒、マジで高橋先輩と付き合ってんの?」

「うん」


私が頷くと「えぇー!!」と、てっちゃんだけがすごく驚いていた。


「って、何でお前ら驚かねぇんだよっ!!」


そう言って、てっちゃんは悠也と陽輝に絡む。

そんなてっちゃんを見て、


「俺も聞いた時はびっくりしたよ」


悠也はそう言いながら笑っていた。


えっ?

悠也、知ってたの?

笑っているって事は、悠也は私に彼氏が出来ても気にならないの?

……って、そりゃそうだよね。

だって、悠也は私の事を友達としか思っていないのだから。


その事を私はショックだと思ってしまった。


「えっ?何で悠也は知ってんだ?陽輝も驚いてないって事は、俺だけ知らなかったのか?」


自分だけ知らさせていないと思い、てっちゃんはショックでガクンとうな垂れた。