ずっと好きだったんだよ

「愛もこのサークルに一緒に入ったんだけど。今日は“まだ授業があるから、先に行ってて”って言われたんだ」


学部は違うけど、めぐちゃんも同じ大学らしい。

って、たしか、高校の時、そんな事言っていたような気もするけど。


「だから、私一人だし、どうしようかと思っていたの……」


そう言って、栞はホッとしたような表情を見せる。


「そうなんだ。ってか、栞、かなり嫌そうな顔してたよ」


そんな栞に私は笑いながら言う。


「えぇー!嘘っ!そんなに顔に出てた?頑張って普通に接していたんだけどなぁ」


私と栞が話していると、授業が終わっためぐちゃんがサークルに来た。

そして、私を見付け、すごく驚いていた。

そりゃそうだよね、学校が違うのだから。

その後、私は栞とめぐちゃんといろんな話をした。

だけど、それは悠也の事以外。

私からは何も聞かないし、栞から話すわけでもない。

私は悠也と仲が良かったし、栞は悠也と付き合っている。

しかも、その事は知っているのだし、悠也の事が話しに出て来てもおかしくないのに。


もしかして、私の気持ち、栞に気付かれていたのかな?