family ~大好きなあの人達と共に~

恋愛(その他)

araru/著
family ~大好きなあの人達と共に~
作品番号
1251813
最終更新
2015/09/14
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0
2001年9月3日私、小野里 あかりが生まれた。体重や身長はみんなと変わらない。1才になった頃はもう歩いていた。ママに支えられながら…。2才になってすぐ、9月13日に私の妹、小野里さなが生まれた。そして、その2年後6月26日また妹、小野里あぷるが生まれた。その頃の私は4才でもうママのお手伝いをしていた。仕事で遅くかえってくるパパに「おかえり」って言いたくて眠くなっても起きてたよって前、教えてもらった。そして、私が小3の9才になったとき、ママのお腹がまた膨らんだ。私はすごく嬉しくて家の中を走り回ったことを覚えている。その頃、子供もまた増えるということで新しく家を買った。新しい家は田舎の森の中だった。私はママに「何で森の中なの?」
と聞いた。するとママは「静かな自然いっぱいなところにすむのがママの夢だったの。」といって優しい瞳で笑った。新しい家の周りには木と一軒の家しかない。その家には同じ年くらいの男の子とあぷると同じ年くらいの女の子がいた。小4の始業式から新しい学校に入る。私は不安でいっぱいだった。そしてママのお腹がだいぶ大きくなった、3月19日から新しい家で暮らすようになった。そして、もうすぐ始業式だという3月27日に双子の妹と弟のちずると夕が生まれた。
そして… その3日後
「ママが…死んだ……?」
パパから事故でママが死んだと連絡があった。信じられなかった。
ママのお葬式が終わって2日間はボーッとするだけで涙が出てきた。
4月2日、朝起きたらパパがいなかった。机の上にたくさんのお金と小さな手紙が置いてあった。
「あかり、さな、あぷる、夕、ちずる へ
パパはこれから長い長い旅に出るよ。多分もう会えない。お前達には本当に申し訳ないと思っているよ。すまない。あかり、みんなを頼んだよ。お前ならきっといいお姉ちゃんになれる。大好きだよ。
パパより」
こんなに短い文なのに読んだ瞬間から目の前がぼやけ始めて涙が流れた。さな達には少し長い仕事で家に帰って来れないと伝えた。
私達家族は一瞬にして砕けた。

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