1月1日 「新年か…」 あと3ヶ月で俺は日本を発つ。 ふと隣に目を向けるとさっきまで点いていなかった部屋の明かりが点いた。 「雛那ちゃーん」 俺は窓を開け呼んでしまった。 そうしたら雛那ちゃんが出てきてくれた。 まさか出てきてくれるだなんて思っていなかった俺は驚いた。 「明日は10時に」 待ち合わせの確認をして窓を閉める。 女の子が体を冷やすわけにはいかない。 ―――――残り3ヶ月。 いい3ヶ月になりそうだ。