「俺、2年の英語学部の七生 海斗です。
今、少しいいですか?」
「大丈夫です」
海斗の最初の印象はとても丁寧なやつだと思った。
タメなのに敬語って…
まあいいや。
「単刀直入に聞きます。
春野 雛那を知っていますか?」
『春野 雛那』って…
……………雛那、だよな…
「俺の妹ですけど…」
なんでこいつが雛那を知っているんだ?
「おーい海斗!お茶を持ってきたぞっ」
バタバタ遠くから走りながら手を振っているやつがいる。
あいつもこの間のやつだ。
「初めまして、俺は広瀬 陸です。
デザイン学部の2年で海斗は親友で雛那チャンとは結構仲良くさせてもらっています。
あっ…俺の事は“陸”でいいから。それでこいつは“海斗”でいいから。よろしく“和弥”」



