けど近くに居たんだ『ミルクティー』が好きな子が… 「雛那ちゃんは“ミルクティー”好き?」 「ミルクティー好きです。 あの甘さが好きなんです」 「わかるなぁー。 俺もあの甘いのが好きなんだよ」 俺もあの甘いのが好き。 まさか好きだって言ってくれる子が近くにいただなんて… ―――驚きだ。 この時俺は思った。 『君が好きならいつでも作るよ』 俺はこの子に惹かれれている。 恋だと気付くまで時間はかからなかった。