「屋上って…この学校は立ち入り禁止だよ?」
「普通はな、まあ行ってみるか」
「うん♪」
俺は残っている『雛那ちゃんが作ってくれた』ミルクティーを一気に飲み席を立った。
「俺“屋上”分からないや…雛那ちゃん案内して」
「任せてっ!」
自信たっぷりに笑って俺の前に出てきた。
俺は雛那ちゃんの1、2歩後を付いていく。
「この階段を登ったら屋上だよ…」
屋上に続く道には丁寧に大きく
【立ち入り禁止】
と書かれていた。
こんなに大きく書かなくたってわかるから…
「上がってみるか?」
「いいのかな…」
不安そうな顔で俺を見上げてくる。
行かなかったら行かなかったで結衣に何か言われるからな…
「行ってみるか」
俺は決心して雛那ちゃんの小さな手を握って階段を登り始めた。



