携帯の着信音が聞こえた。
表示を見てみると…
「結衣だ…」
「結衣さんから電話?」
「そう、出てもいいかな?」
「どうぞ!」
さっきの状態から抜け出せ俺は少しホッとしている。
『もしもし海斗?今どこにいるの?』
「まだ喫茶店だけど」
『そっかー、雛那ちゃんの仕事が終わったら屋上に来てくれる?もちろん、雛那ちゃんも一緒だからね!!』
「はいはい」
結衣は言うだけ言って電話を切ってしまった。
「はぁー」
「結衣さん、何だって?」
「なんか屋上来てだって」
「屋上?」
「そっ」
全く…何を考えているんだか。
屋上って…普通立ち入り禁止だろ?
なのにどうして…



