「海斗ー雛那チャンに今日行くって言わなかったのかよ」
「言ってないよ」
「雛那チャンビックリしていただろ?」
「少しな…」
本当は前から文化祭へ行く事は決まっていた。
ただ雛那ちゃんには内緒にしていた。
ビックリさせたかったから…
いつもだけど雛那ちゃんは期待どうりの反応を示してくれる。
思い出すとついつい顔が緩んでしまう。
「「「顔が緩んでいるっ!」」」
「悪い、悪い…」
その後、3人からさんざんからかわれたのは言うまでもない…
「オレンジジュース2つ…あっ3つで」
雛那ちゃんの声をききながら俺はミルクティーを飲んだ。
――――ミルクが多い…