真っ暗だった世界に、小さな光を道標をくれた。
後ろばかり見ていた私に前を向くことを教えてくれた。
「・・・ありがとう」
KAEDEがそう言って私の頭をポンッと撫でる。
その温かさに、私はほおを緩ませ笑った。
そんな私に、一瞬目を見開いたKAEDEは、すぐに笑顔を作る。
「・・・私は、平気なんだ」
「え?」
「男が、怖い?」
「あ・・・」
そっか、スタッフさんには説明したって言ってた。
KAEDEも聞いたんだ。
私は小さく頷いた。
「でも、KAEDEさんは女の人ですし、それに、KAEDEさんは怖くなんてないです」
にっこり笑って答えた。
するとKAEDEは複雑そうな表情を浮かべながら微笑んだ。


