KAEDEは次々とポーズをとっていく。
私は、その姿をじっと見つめる。
目の前で、KAEDEが動いて、生きている。
雑誌の中、止まったKAEDEしか見たことなかった。
本当に、実在しているんだ。
私は、感動していた。
「すごいね、梨乃」
「うん。うん!」
私はなども頷く。
そして、少し時が開いた後、KAEDEは海の中に入っていった。
もうすぐ夏は来るとはいえ、まだ水に入るのは寒いはず。
それなのに、何のためらいもなく入っていく様は目を惹いた。
寒さをみじんも感じさせず、KAEDEは水の中ではしゃぐように動く。
その姿をカメラマンは写真に収めていく。
すごい・・・。
私は、驚きにまばたきをするのも忘れ、ただ見入っていた。


