「KAEDEは女性なのかって・・・。まるで、疑っているような・・・。でも、普通そんな疑問って抱かないと思うから、不思議だなって思って」
社長さんは、険しい表情のまま黙り込んでしまった。
どうしてしまったんだろう?
トントン。
その時、ノックの音がして扉が開いた。
「失礼します。ちょっと、相談が・・・って、お前」
入ってきたのは、楓くんの姿の楓くん。
事務所にいる時はそのままの姿なんだ。
楓くんは、私の姿に驚いている。
私が来ること知らなかったんだね。
「楓・・・。落ち着いて聞いてくれ。まだ、確証はないんだけどね」
「・・・?なに?」
「梨乃ちゃんが、ビルの前で楓によく似た女の人を見たらしい」
「え・・・」
「モデルのKAEDEが歳を重ねたような・・・」
社長さんが、楓くんにさっき私が話したことを説明している。
楓くんも、知っている人だったの?


