その雑誌は、一月くらいして発売された。
発売されるやいなや、それはものすごく話題を呼び、今までにない表情だとワイドショーでも取り上げられた。
同時に、一緒に映る私の事も多少触れられた。
でも、KAEDEの話題に私の事は次第に忘れられていった。
「ちょっと、梨乃!」
学校でも、それが私だと気付く人はいなかった。
2人、以外は。
「これ、梨乃でしょ!?」
「どういうことだよ、これ」
私の前に開かれて出されたKAEDEと撮った雑誌。
やっぱり、まひろと亘にはわかってしまったか。
「あはは。ばれた?」
「ばれた、って。やっぱ梨乃なんだ」
「うん。頼まれて・・・。いい経験だと思ったから」
「でも、男の人もいたんじゃないの?」
「いた・・・」
KAEDEも男の人だしね。
2人の心配は、そこだったみたいだ。
ほんと、過保護だよね。
嬉しくてにやけてしまう。


