「え・・・、これ・・・」
そして、帰る準備を整えた頃、郁美さんが例の写真を持ってきてくれた。
そこには、まるで別人みたいな私がKAEDEとものすごく楽しそうに笑っている写真だった。
それは、幸せそうに。
とても、楽しそうに。
KAEDEも本当に心からの笑顔のように見えた。
「私、宝物にします」
「ふふ、雑誌も、できたら持っていくわね」
「ありがとうございます」
写真を大事に抱えて、郁美さんに連れられその部屋を出る。
出てすぐに、KAEDEの姿の楓くんが待っていた。
「あっ!」
「今日は、手伝ってくれてありがとう」
KAEDEモードでそう言ってくれる。
私はにっこりと笑う。
「うん!」


