特別だよ


「返事はいつでもいいよ?
ただ、長谷川さんのこといろいろ
知りたくて付き合ってみたいなーって

俺のこと良いように思ってくれてるなら
いい返事を期待したいな。」




まさか、私もこいつに
言われる日がくるなんて…。



ありえない、好きでもないのに
告白するなんてありえないっつーの!



「じゃあ、また返事聞かせてね?」


「……ありえない。」




「…へ?」





ぷらぷらとどこかへ行く篠原の背中に向かって、またもや腹が立ちつぶやいてしまった。


するとそれが聞こえたらしく
振り向く篠原。
私が怒っているのに気づくが
なぜなのかわかっていない。


本当にありえない奴。




「いい返事なんて出さないわよ!
君が知りたい?
ある程度知って、好きになってから告りなさいよ!
知りたいことがあるんなら聞いてくれれば
答えるし、誰かに興味もたれてるなんて
うれしいことだけど、彼女になんてなれないわよ!普通は
友達にならない?、でしょ!?
馬鹿じゃないの???!」



腹が立ってついつい大きな声でさわいじゃった私。


ここ、学校だったよ…。


チラチラと視線が私に向く。





モテる篠原にこんなこと言っちゃったら
私、いじめられちゃうよ…





幸い篠原と私の距離は少しあって
周りからは私が誰に話しかけているのか
わからないはず。


私は周りの視線が怖くて
その場から駆け出した。