彼と私と元カレ



その光景に、理沙は瞬きをする。



「羽山くん何だったんだろう…?でも、ほんと仲いいな、うちのバッテリーはっ」



理沙はふっ…と微笑み、再度手を動かす。



ーー…。



そしてハードな合宿も終わりが近づいてきて、とうとう最終日の夜。



夕食後、日課の紺野の肩のマッサージをしようと、理沙は紺野を探す。



「紺野くん、どこ行ったんだろう…?」



と、そこに羽山が通りかかる。



「あ、羽山くんっ」



「お?なに?」



「紺野くん知らない?マッサージしたいんだけど、見当たらなくって」



「あー大地なら、屋上に涼みに行くって言ってたけど?」



「あ、本当?ありがとう」



「あ、マネージャー」



「なに?」



「今年の合宿は、なんか楽しかったな?練習はしんどかったけど」



「あ…うん?そうだね?」



「じゃぁな?」



「うん」