「ごめんごめん、そういえば…羽山くんってまだファミレスにいるのかな?」
「あー…かもな?」
「そっか…」
理沙は少しうつむく。
「大丈夫だよ」
「え…?」
「羽山は別に余計なことは言わねーよ?適当に笑ってるだろ?」
「……うん」
紺野はそう言うとお茶をグビッと飲み、お菓子に手を伸ばす。
なんで…分かったんだろ?
私が不安に思ってること。
紺野くんには、フラれた所見られてるから、気を使ってるのかな?
「そうだ、目的っ」
「えっ?」
紺野は立ち上がって棚のCDの中に手を伸ばす。
「あっ…そっか?CD」
「そうだよ、CD貸すんだろ?」
「ははっ、忘れてた」
「おまえなぁー…あ…あった」
紺野はそう言うと、1枚のCDを手に取り理沙に差し出す。

