理沙がゆっくりドアノブを引き、紺野の部屋に入る。
「お邪魔しまーす…」
あれ?
以外と片付いてる。
漫画とか、雑誌とか、あっ…トロフィーもある、野球のかな?
部屋を一周見て、窓際のベッドに目が行く。
「……いやいや、ないから」
紺野くんは私のこと、そういう風に見てないだろうし、私も…。
だから、気軽に誘ったんだよね?きっと。
まぁ、お姉さんには誤解されちゃったけど。
その時、コンコンとノックされる。
「はーい?」
「悪い、開けて?」
ドアを開けると紺野がお盆にお茶とお菓子を乗せて持ってきていた。
「ほらよ、お茶」
そう言ってテーブルの上にコップを置く。

