彼と私と元カレ



「あっ…えっと…」



紺野は理沙から視線を外し、首元をかく。



「俺…喉乾いたな…」



「えっ…」



「おまえも…お茶だけでも飲んでく?」



そう言って紺野が階段の前に立つ。



紺野の照れてるようでもない態度に、理沙も少し安心してしまう。



「うん…じゃぁ、少しだけお邪魔しようかな?」



「じゃぁ、俺お茶持ってくから、先部屋行ってて?階段上がって右の部屋」



「うん、分かった」



そして理沙が先に紺野の部屋に向かう。



あれ?



男の人って、"あっ…ちょっと待ってて、先に片付けるから" とか言うんじゃないの?



人によるのか?



楠木先輩は、綺麗だったな…部屋。