すると、まだ残ってた生徒達がヒソヒソと話しながら歩いて行く。
「こ…紺野くん、まだ生徒いたみたい」
「えっ…?」
紺野は腕の力を弱めて周りを見渡し、バッと体を離す。
「悪いっ…人前でとか、気づかなかった…ヤベ…」
紺野の反応を見て、理沙の頬も赤くなる。
紺野くんの、新たな一面見れた…嬉しいっ。
そして紺野はカバンを肩にかけ、頬をかく。
「……帰ろっか?」
「うんっ」
そして二人は、今までで一番近い距離で歩いて行く。
紺野くん
大好きだよ…。
夏の終わり。
けど、私達にはこれからが、始まりだよね。
〜end〜

