彼と私と元カレ



「紺野くんと一緒に行った夏祭りの日に、自分の気持ちに気づいたの…私は紺野くんのことが好きなんだって…」



理沙の言葉に、紺野が驚いた顔をする。



「……マジで?」



「……マジです」



理沙は、照れながらうつむく。



すると紺野はカバンを下ろし、理沙の腕を引っ張り、ぎゅっと抱き締める。



「スゲー嬉しい…」



すぐ耳元で聞こえる紺野の声と、ぬくもりに、理沙はドキドキする。



「小澤…俺と付き合って?」



「……うんっ」



理沙は紺野の腕の中で、小さくうなづいた。