放送部です、お昼休みに番組はじめちゃいました☆

「甲子園って…わたしら中2だし。仮に勇基がなんかの部活に入っていたとして、そんなにいい選手だとは思えない」


「見もしないでなにがわかる」


「肩車してタワーヘディングなんて言ってる男子が、どこかの部のエースなわけない」


「オレの右手にチームの命運がかかっていたのに…それを。チッサが責任を感じないようにだまっていたけど…くそっ」

「えっ…ごめんなさい…わたしなにも知らなくてつい…勇基ってなに部に所属しているの?」


「工芸部」


「はあ!?」


「最近ではマーメイドの像をつくった。針金で骨組みをつくってその上に紙粘土で肉付けし、着色、ニスで何度か上塗りしてかためてゆく。顧問からもほめられた。しなやかな腰のカーブはオレにしかだせない。モチミツカーブ。つぎのコンクールも期待されていたんだ」


「そう……なんか、つっこんでいいのか悪いのかよくわからなくなってきた。あやうく、工芸部かーい!って言いそうになった」


「チッサのためにもコンクールで賞をとるよ」


「わたしのためにも…」


「オレ、自分ひとりがだまっていればチッサに余計な責任を感じさせないで済んでいたのに。言っちゃって…ケガなんて関係なく賞をとってチッサを安心させたい」