わたしのこと、好き?



「じゃあ、これからよろしくっつーことで」



そう言って、麻生君は顔をグッと近付けて来た。


その仕草に固まることしか出来ない。


どんどん近付いて来て、唇と唇が触れそうなギリギリの距離で止まる。



「あああ、麻生君……っ!ドキドキしすぎてヤバいよ」



わたし……このまま溶けそうな気がする。


もしくは、心臓が破裂するよ。


ほ、本当にダメだ。



「ふはっ、可愛いな」



「……っ」



クラッとめまいがした。


も、もうダメだ。


麻生君が好きすぎる。


ようやく彼女なんだって実感出来た気がする。



ーーチュッ



頬に突然柔らかい温もりが触れた。



「えっ……?」



なななな、なに……!?


今の。



「不意打ちキス成功」



ニヤッとイジワルく笑う麻生君の顔が目の前にあった。


ボンッと音を立てて顔が熱くなる。



ダ、ダメだ……。


わたし……この先麻生君に溶かされちゃう気がしてならない。