「ツンデレって……デレたつもりはねーよ」
麻生君は唇を尖らせながら、スネたような瞳を向けて来る。
「でも、恥ずかしいこといっぱい言ってたし」
わたしにしたら、かなりのデレなんだけど。
「言わなきゃ伝わんねーし、梅沢が泣きそうな顔してたからだろ」
えっ……?
わたしのため?
麻生君って、やっぱりすごく優しい。
ぶっきらぼうでわかりにくいところがあるけど、わたしのことを考えてくれてたなんて。
全然気付かなかった。
「彼女でいてくれるんだよな?」
「……っ」
真剣な目を向けられて頬が熱くなる。
そんな顔でいきなり言うなんて反則だよ。
好きって気持ちが溢れ出して止まらない。
「もちろんだよっ。麻生君、大好き」



