嫌いならはっきりそう言ってくれればいい。
はっきり言ってくれたら、期待なんてしないから。
ちゃんと諦めるから。
はっきり聞かなきゃ、気持ちの整理がつかないよ。
「はぁ」
うつむくわたしの耳に、大きなため息が聞こえた。
面倒くさそうな、呆れ返っているような……そんなため息。
ーーズキン
胸が痛い。
きっと振られる。
覚悟を決めなきゃいけないのに、いざそうなるとやっぱりダメだ。
「俺が送ったメール見た?」
頭上から淡々とした声が降って来る。
メール?
わたしは小さく首を横に振る。
「やっぱりな……メール見たらわかると思うけど」
それって……メールに『別れよう』とかそういう類いのことがかいてあるってこと?
そんなの……余計に見れるわけない。
唇をグッと噛み締める。



