英国紳士と甘いはちみつ同居☆


近くに居たら、甘い言葉で糖尿病になるのが怖かったのでお店の中を探索した。

海外からの輸入雑貨なだけあって可愛いし、揃えたらぐんと部屋がお洒落になるのは間違いない。

エプロンのコーナーでは、可愛すぎて料理で汚したくないような可愛いものばかりだった。
赤に黒のストライプの大人っぽい柄に、フリフリのレースにリボン。
海外ブランドなのか値段はびっくりしたけど、可愛い。
料理さえ私も出来たら形にも拘れるんだけど――。
私が出来る料理と言えば、カレー、シチュー、ハヤシライス、肉じゃが、野菜炒め。大量に作って2,3日持たせる感じ。

ジンさんみたいにレパートリーはないし、味も適当だし、こんなエプロンなんて身分未相応すぎるわ。

「くるみ、もうここでの買い物は済んだが――お、そのエプロン可愛い」
「うわっ びっくりした」

すぐにエプロンを戻したのに、ジンさんは釘つけだ。何か言ったら、思いっきり怒鳴ってやろうかと思ったけれど、それ以上は何も言わなかった。
「向こうの猫グッズを見なくていい?」
「良いってば」