何やら俺等を探しに来たもう1人の幼馴染みが来たらしい。



……こんな日常、続けばいいのにな。




『そう!お前も起きろよ!』



『……まだ、寝かせろよ……』



『ったく……ーーーー!そう起こすの手伝え!』



『は、ヤダ』



『はぁ!?お前何しに来たんだよ!』



『教室は騒がしいから本読みにな』



『……はぁ』




いつも通りのこの会話。幼馴染みの一人はしっかり者でもう一人はスゲェ面倒臭がり屋。コイツの面倒臭がり度はかなりのもんで案外俺や幼馴染みも苦労してる。



しっかり者の幼馴染みの方は俺らによく説教する。母親かよ。でも、彼女への溺愛度はハンパねぇ。俺よりヤバい。色んな意味で。