まあ、コイツは面倒という理由だろう。アイツは多分違うけど。アイツが故意で授業サボるとかありえないし。
『お前は』
「あー?俺もサボるわ、出る気ねぇし」
いくらクラスが違えど、アイツに会った後だしな。
「なあ、どうやったら元に戻れんだろ」
『……。』
「別にアイツとはどーでもいい、けど」
もし、時間を巻き戻せるのであれば。もう一度2人に会いたい。最後に笑顔で。
『……結局は、抗えないからな』
「……そう、だな」
抗うことができない全てを、悔やんで、泣いて、恨んで、憎んだ。
「そうだな、」
その後につぶやいた言の葉は、誰に聞こえることなく空間に溶け込んで、消えた。

