ーーーー真夜中、とあるバーの二階で5人の人物が話し合っていた。




「で、どーする?」


「あー、……何が?」




仲間が会話している中、そんなことをお構いなしに銀メッシュの入った黒髪の男はサラリサラリ、と自身の胸元にもたれ掛かって小さな寝息を立てている小柄な女の艶やかなキャラメルブラウンの髪を優しく撫でる。




「んっ……」




無意識にすり寄ってくる彼女にスゥ、と瞳を細めて優しく抱きしめ頭を撫でながらその頂にキスを落とす。




「……お前なぁ……」



「諦めよーぜ、いつものことだし」



「目に毒…」



「まぁまぁ、イイじゃねーか。で、どーする?」




男は顔を彼女の肩口に埋めて更に抱きしめた。