Loki【完】







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4時限目の数学の時間。


何だか嫌な感じがした私は少しでも気を逸らそうと窓の方に顔を向き、外を見た。


2羽の雀がベランダに仲良く佇んでいるのを見て微笑ましく思う。


ふと、私とアイツが幼少だった頃を思い出した。


あれは何年前の事だろう。


まだ、兄と姉が生存していた頃の話。


私達は周りからとても仲のいい兄妹として有名だった。


時間があれば兄妹全員で外に出て走り回ったり、また近所の子供達と一緒にかくれんぼをしたり。


毎日が凄い楽しくて、この日常が永遠に続くものだと思っていたあの頃。


何故、あんな事が起ったのだろう。


そして何故、アイツ…宮野颯夜(みやの そうや)は兄姉が亡くなった時泣かなかったのか。