走っている僕の体が、 だんだんと透け始めている。 走っている感覚さえもなくなってきた。 僕の体が消えていく中、 僕が思い出していたのは、 鈴音との出会いから、終わりまで‥‥‥。 そして、最後の「ありがとう。」だ。 僕は、それを思い出して涙が伝う。