いつの間にか、河原まで来てしまったらしい。 僕は、満月を見た。 ──僕が人間になれたら、 あの子を泣かせたりしない‥‥。 と、そんなことを思いながら‥‥。 静かに満月を見続ける。 すると、頭の中に流れ込んでくるように ひとつの“声”が、聞こえてきた。