そして中から、あの子の声が聞こえてきた。 「蓮斗‥‥!蓮斗ぉ‥!!」 蓮斗と言うのは、あの子の恋人の名前だ。 一度だけ写真を見たことがある。 その写真には、 あの子と、その蓮斗という人が、 仲良さげに、手をつないでいる写真だった。 二人とも笑顔で、 とても温かい写真だったことを思い出す。