「…空さんが好き」
真っ直ぐ見つめてそう言った
「…そうか。早く帰れ」
興味の欠片もない
優子は何回も首を横に振る
「付き合って…くださぃ」
ちょっとドキッとしたのは事実
慎に似てるんだぞ?しない方が不自然
「無理だから。新庄!」
扉の外に立っている新庄を呼んで優子を部屋から追い出す
「空さん!あきらめないです」
部屋を出る瞬間まで俺を見続けていた
「慎…」
目を閉じると別れる瞬間の慎の少し寂しそうな笑顔と、この間見たあの孤独に満ち溢れた顔が浮かんだ
会いたい
会って抱きしめたい
大丈夫だって言ってやりたい
「…好きなんだよ…」

