微笑んだ先に咲く花






優子は両親が残した借金のせいで、借金取りに風俗へ売られそうになっていた



店の前で拒んでいた所を新庄が見つけてきたらしく、俺の前で優子は正座をして怯えていた





優子は20歳、俺と同い年だった


一人っ子の優子は両親に愛情深く育てられたそうだ



しかし優子が高校を卒業して就職して間もなく、家に帰ると全てが差し押さえられていた



両親の姿はなく、家に入ることも許されず、唯一残ったものが多額の借金だった



まだ年そこそこの優子に返せる額ではなく、昼は事務仕事をし、夜はホステスとして働いてやっと返していた



しかし、差し押さえなどをする借金取りが利子を普通にしている訳もなく…


借金は倍ちかくに膨れ上がっていた



事務仕事とホステスでは一生払いきれない借金が、まだ20の優子を襲った



払えない。そう言った優子に借金取りは風俗を勧めた


まあ、やりそうな手口だけどな




風俗は絶対に嫌だと言うと、無理矢理店に連れて行かれそうになった




「ってことでいいんだよな?」



俺の前で正座する優子はゆっくりと頷いた



「もう…どうしたらいいか」



目には涙が溜まっている





本当はめんどくさい