微笑んだ先に咲く花






「彼氏さんかっこいいですからね…」



「やっ…くすぐった…」



店員さんが喋るたびに体がビクッてなる…やめて欲しい



一生懸命逃げようとするのにできない



「大丈夫ですか?…顔紅いですよ?」


もう抱きしめられてるみたい…




「離してください…!」




体で押してもびくともしなくて焦っていると突然



バンッ!



「…!!」


「君、今誰に何してる」



試着室から出てきた空は明らかに怒っていた



「何してるか聞いてるんだよ?言えないこと?それとも真正面から喧嘩うってたり?」



軽く笑みを浮かべながら淡々と言う空に店員さんも怯えている



「慎、こっちおいで」


ゆっくり歩いて空のところへ行く



「??」




グイッと伸ばした手を引っ張られて気がついたら試着室の中で2人きりだった