微笑んだ先に咲く花






「慎ちゃんも空に愛されてるんだろ」



「…そうですかね…」



橘さんは不思議そうに見ていた




「さ!ご飯よ!」


凛さんの元気な声が響いた

皆が席について手を合わせる




「「いただきます!!」」


「はい、召し上がれ」


凛さんが満足そうに笑っている


皆が急いで食べる中私は箸を持たないでいた



「慎ちゃん?肉じゃが嫌い?」




凛さんの一言に皆が箸を止めて私を見た



「いえ…お兄ちゃんが帰って来ないので…」


「空さんは帰って来ないぞ」


「え…」


扉の方から声が聞こえてそっちに目を向けると…


「あ!!!あの時の!」


そこにいたのは一昨日私が助けた男の人だった



計画だったのに。と言い放った男





「お前が空さんの知り合いだったなんて思わなかったよ」




「お?有と知り合いか?」




「お疲れ様です。先日少し話しました」



私の時の態度と全く違う態度で橘さんに答えた