微笑んだ先に咲く花





お兄ちゃんが私のこと大事か



お兄ちゃんからしたらただの妹で、


あの時何も言わずに行った罪滅ぼしかも



凛さんにバレないように薄く笑った





そしてやっとの思いで作り終えた肉じゃがをテーブルにヤクザさん達と運んでいく



肉じゃがをみると皆の顔が輝いた




「うぉー肉じゃがか!」

「美味そう…」

「おい、あんまりがっつくなよ」



いろんな所から声が漏れている

その光景に少し笑ってしまった





ガチャッ


「おー慎ちゃんか。夕食手伝ってくれたのか」



扉が開いて入ってきたのは橘さん


上品な着物を着て優しく目尻を下げている


「こんばんは。凛さんに肉じゃが教えてもらってました」



頭を軽く下げながら言う



「凛も楽しかっただろうな」


愛おしそうに肉じゃがを運んでいる凛さんを見ている



橘さんと凛さんはご夫婦らしい



「本当に愛してるんですね…」


自然と出た私を見て橘さんは言った