あの後、私たちは話さなくなってしまい、気まづくなって早めに家に帰った
家に帰るとすぐにお兄ちゃんは仕事だと言って出て行ってしまった
今私は朝起きた部屋に1人
ここはお兄ちゃんの部屋だったらしい
橘さんの家が寮みたいな感じだ
1人で部屋にいても何もしないで
考えるのはさっきの出来事
1人でいると嫌な考えばかりが浮かんでくる
お兄ちゃんは私に会いたくなかったんじゃないか。
だから最初会ったときに私の声に振り返らなかった
だから仕事だと出て行ったのかもしれない
あーもう…あんなことを言った自分を今さら恨んだ
お兄ちゃんにあんな顔をさせたかった訳じゃない
いくら謝っても足りない
自分が虚しくなった
でも不思議と涙はでない
7年間の片想いか…
自分が重いよ
ベッドに横になって目を閉じていると
コンコン
「慎ちゃんー?一緒にご飯作らない?」
凛さんから声がかかった
起きて扉の取っ手に手をかけて笑顔を作った
ガチャ
「凛さん、お手伝いします」
気がついたらもう夕方になっていた

