「ということで…コイツをここに置いてもらえないでしょうか」



あの後お兄ちゃんに連れられて1番奥の部屋に入った



中にはいかにもヤクザさんだな…って方が5人と中央で椅子に座ってこっちを見ている人がいた



その人たちにお兄ちゃんは私のことを話して頭を下げてくれた



私もお兄ちゃんの後ろから頭を下げる





しばらくしてお兄ちゃんが橘さんと呼んだ中央の人が話し出した







「ダメだ。なんて言えるわけねぇだろ
空が女連れ込むなんてことなかったからなぁ。
優しくしてやれよ」



そうニヤリと笑って
今度は私に話しかけてきた




「お嬢さん、1つ聞いておく
俺たちの仕事を聞いただろ。それなのに何で怖がらないんだ」




「え…なんでって…」