私の目の前には私の大好きなお兄ちゃんがいた



小さなアパートに暮らしていた私たちの隣に住んでいたお兄ちゃん




私が泣いていたらすぐに来て頭を撫でてくれた


私が笑っていたら何があったのか聞きたがった


私が怒っていると目線を合わせてどうしたのか聞いてくれた


私が手を出すと優しく握り返してくれた




そんな優しい隣に住むお兄ちゃん



お兄ちゃんの優しい目が…手が…大好きだった





…そして

いつか本当に好きになっていたお兄ちゃん


そんなお兄ちゃんを…私がこの手で傷つけてしまった


だから…離れて行ってしまったんだよね?