微笑んだ先に咲く花






「新庄さんお疲れ様です」


ポンポン



「慎ちゃん、ありがと」



…今、頭をポンポンされてニコッて。

恥ずかし…


「慎ちゃん顔真っ赤だよ?大丈夫?」


新庄さんが顔をのぞき込んでくる


「新庄さん意地悪…」


「ハハッごめんね。つい、ね?」



新庄さんは正統派のイケメンだから笑うと余計綺麗になる





「こら誠、慎ちゃんを落とそうとするな!」


「すみません、つい可愛かったもので」


…意地悪…



新庄さんに遊ばれた…。



「そんなことより誠!ちょっとアンタガチャッ「ただいま!」」


凛さんが何か話そうとしたタイミングで田中くんと廣瀬くんが帰ってきた



「おかえりなさい」


新庄さんが紳士スマイルを送る


「ああ、ただいま!慎ちゃん!!ノートとっといたよ!」


廣瀬くんがハイとノートをくれる


「ありがとう廣瀬くん、田中くん」



「やべぇな」

「やべぇよな」



「何言ってんのよアンタら」


うっとりしてる2人を凛さんの言葉がバッサリ斬る



「いや母さん、慎ちゃんは俺らの学校のプリンセスなんだよ」


「プリンセス?何よそのセンスの欠片もない。聞いてて恥ずかしいわ」


「だってさ、な?」


田中くんが廣瀬くんと目を合わせる


「私がプリンセスなんて2人の気のせいだよ」


「違うよ!」


「だって、私友達いないよ?」


「友達なんて恐れ多くてなれないよ!」


「………え?」


「学校のプリンセスに簡単に近づいたらファンクラブに殺される」



「みなさんは」


言葉に迷っていると新庄さんが紳士らしく言葉を続けてくれた


「慎ちゃんと話そうとすると可愛すぎて緊張してしまうので話せないということでいいですか?」


「そうだよ!誠すげぇな!!」


………何て反応したらいいのか分からない


「…嫌われてるから、友達、できないんだと、思ってました…」



親が殺人犯だから
虐待されてたから


だから友達がいなくてもしょうがないって


「違うよ!みんな本当は友達になりたいんだって!」


「そうだよ!俺らだって友達なりたい!」


「…友達になってくれるの?」



……………。